猫が下痢になる原因と下痢になったときの対処法を解説

猫と健康
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猫の便を観察していると、たまに下痢をしている時があります。そこには必ず原因があります。

原因を明らかにしなければ、もしもなにかしらの病気が原因の下痢だった場合、命の危険があるかもしれません。

最悪の事態を防ぐためにも、下痢の原因と対処法をしっかり学びましょう。

猫の下痢の原因と対処法を解説

下痢は一般的に、便の水分量が通常よりも多くなった状態のことをいいます。下痢といっても、考えられる原因はさまざまです。

対処するには、原因を明らかにする必要があります。猫が下痢になったとき、速やかに対応できるように原因と対処法を解説します。参考にしてください。

猫が下痢のときの症状

猫が下痢になったとき、ゆるいか水っぽい便が排出されます。場合によってはそれだけではなく、以下のような症状も伴っているときがあります。

  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 腹痛
  • 体重の減少
  • 吐き気、または嘔吐
  • 便に粘液、または血液が混ざっている
  • 便の中に虫がいる

猫が下痢になったときには特に、どこか変わった様子はないかしっかり観察をしましょう。

猫の下痢の種類4つ

猫の下痢には主に以下の4つの種類があります。下痢の状態によって、その猫の健康状態が変わるので参考にしてください。

水様便

便に含まれる水分量が90%以上のものを、「水様便」といいます。一般的な便の水分量は70%ほどで、下痢になると80%ほどです。

水様便はかなりゆるい状態の便になります。

軟便

水様便よりも固いですが、水分量が多い便を「軟便」といいます。指で押すと簡単に潰れたり、持ち上げると指の型がつくような状態です。

正常な便は、固くころころしています。

血便

血が混じっている状態の便を「血便」といいます。血便が出るのは胃腸のどこかに異常が起きているサインで、色でどこが異常なのかおおよそ判断が可能です。

赤い血が混ざっている場合は大腸付近で、黒い血が混ざっている場合は胃や小腸に異常があることがほとんどになります。

粘液便

下痢にゼリー状の白いものが混ざる便を「粘液便」といいます。粘液便が出るのは基本的に大腸に異常があるサインです。

猫がトイレで排便のポーズをしていてもなかなか出せない場合は、軟便か粘液便の可能性があるので注意しましょう。

猫が下痢になる7つの原因

猫が下痢になる原因は、主に以下の7つと考えられます。

食事

食事が原因での下痢は、主に3種類の理由があります。

消化不良

胃腸が弱っているときに消化によくない食事をあげると、下痢を起こすことがあります。また、ご飯を食べ過ぎたときにも下痢になる場合があるので注意です。

新しいご飯

その猫によって、ご飯との相性があります。

急に食事を変更すると下痢を起こすことがあるので2週間を目処にして、普段食べている食事に新しいご飯を少しずつ混ぜてあげるのがいいでしょう。

食物アレルギー

食物アレルギーが原因で下痢になる場合もあります。原因のアレルギーを含まない食事を選びましょう。

異物

食べもの以外のものを誤飲してしまい、下痢になる場合もあります。

誤飲するものによっては中毒症状を起こす危険性もあるので、猫が誤って食べないようにきちんと片付けておきましょう。

感染

ウイルスなどの微生物の感染によって起こる下痢は、主に3種類の理由が考えられます。

ウイルス性

代表的なウイルス性の感染症には、パルボウイルスを原因とする「猫汎白血球減少症」やコロナウイルスを原因とする「コロナウイルス性腸炎」があります。

どちらも混合ワクチンである程度の予防が可能です。特にパルボウイルスによる下痢はかなり激しく、感染力が高いため要注意です。

細菌性

代表的な細菌性の感染症には、カンピロバクターによる「カンピロバクター感染症」や、ウエルシュ菌やサルモネラ菌による食中毒」があります。

どちらも免疫力の低い子猫の時期や、体調が悪いときになりやすいです。

寄生虫性

寄生虫による下痢もあります。代表的な虫は、コクシジウム線虫、条虫などです。

外で生活していた猫は感染している可能性が高いので、野良猫や保護猫は1度病院で検査しておくべきでしょう。

ストレス

ストレスが原因で下痢になる場合もあります。猫は引っ越しや部屋の模様替えなど、生活環境の変化にストレスを感じることが多いです。

猫によっては、爪切りや耳掃除でも自分が不快に感じるものにはストレスを感じてしまいます。

猫がストレスを感じることをしてしまったときには、優しく撫でたりおやつをあげたりするなど、ストレスの緩和をする行動をしてあげましょう。

病気

感染症以外にも、内臓疾患や胃腸疾患などあやゆる消化器官の異常で下痢を引き起こす場合があります。

原因は安易に特定できないため、なるべく早めに病院で診察を受けるのがいいでしょう。

薬の影響

治療で出されている薬が原因で、下痢になる場合もあります。新しい薬を投与してすぐに下痢や不調になったときには、すぐに主治医に相談しましょう。

寒さ

寒さが原因で下痢になる猫もいます。特に季節の変わり目など、気温が急に変化する時期には注意してあげましょう。

寒い時期にはご飯をあげる皿を少し温めてあげたり、飲み水をぬるま湯にするのも効果的です。

猫の下痢の予防と対処法

人間でも猫でも、下痢はとてもしんどいものです。下痢にならないための予防策と、なったときの対処法をご紹介します。

猫が下痢にならないための予防法2つ

猫の下痢を防ぎたいなら、以下の2つに注意しましょう。

ストレスを与えないようにする

猫の1番の大敵は、ストレスです。ストレスを感じすぎると下痢だけではなく、なにかしら不調になる恐れがあります。

そのためには、猫がなるべくストレスフリーで過ごせる環境を作ってあげるのが大切です。

トイレや寝るとき、食事のときなどの猫を観察して、快適な様子か確認するようにしましょう。

食事に気を遣う

猫はグルメな生きものです。味だけでなく、匂いが気に入らなくても食べないことがあります。

気に入らない食事を与え続ければストレスを与えて健康によくありませんし、美味しい食事でもあげすぎて下痢になる場合もあります。

また、「安さ」で選ぶのもよくありません。その猫と相性がいいご飯を選び、適正な分量を与えましょう。

猫が下痢になったときの対処法

猫が下痢になってしまったときには、落ち着いてどんな状態か様子を観察しましょう。

  • 元気はあるか
  • 食欲はあるか
  • 水は飲めているか
  • 嘔吐はないか
  • 便の色や臭いはどうか
  • トイレでの仕草に異常はないか

上記の点をきちんと把握した上で、問題があればすぐに病院に連れて行きましょう。なにか少しでも異常や心配があれば、専門家に診てもらった方が安心です。

猫が下痢になったときの注意点

猫が下痢になったときは、自己判断で放置をするのはやめましょう。状態によっては、命に関わることもあるからです。

特に、以下のような症状が見られたらすぐに病院に連れて行きましょう。

  • ぐったりとしている
  • 血便や粘液便、ひどい水様便が出ている
  • 食欲不振が続いている
  • 嘔吐している
  • 水を飲まない
  • 便の臭いや色が普段と違う
  • トイレで排便ポーズをしても便が出ない

また、猫が下痢で辛そうだからと人間用の下痢止めの薬を使用するのは危険なので、絶対にやめてください。

人間用の薬は人間の体重に合わせて調合しているため、猫には過剰投与になります。個人で判断せずに、動物病院で出された薬を正しく投与しましょう。

まとめ

猫の下痢にもさまざまな原因があります。普段の食事に関係していることもあれば感染症の場合もあり、病気が隠されている危険性もあります。

普段から猫の様子や便を観察しておくことで、下痢やさまざまな病気から猫を守ってあげられる可能性があります。

ですが、あまりに構い過ぎたりするとかえってストレスを与えることもあるので注意してください。猫が健やかに生活できるように、様子を見守ってあげましょう。

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