キャットフードのヒューマングレードとは何か、その意味を詳しく説明

猫と健康
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スーパーマーケットに置いてある野菜の産地を気にしたことはありますか。

いま、生産地や原産国、加工食品や冷凍食品のパッケージの裏を確認する人が増えているそうです。それは何故でしょうか。

キャットフードでよく見る【ヒューマングレード】という表記。ここ最近、この【ヒューマングレード】のキャットフードが増えてきています。

しかし、この【ヒューマングレード】が何なのかを理解している人は少ないのではないでしょうか。これを機会に【ヒューマングレード】とは何かを理解しましょう。

ヒューマングレードとは

【ヒューマングレード】をそのまま直訳すると【人と同じ等級】になります。つまり、人間が食べるのと同等の食材を使っていますという意味になります。

しかし、この【ヒューマングレード】という言葉の定義は無く、言葉だけが独り歩きしている状況になります。

では、この【ヒューマングレード】という言葉はいつごろから使われ始めたのでしょうか。
Googleで調べてみると2013年ごろから【ヒューマングレード】という言葉が使われているようです。

では、どうして【ヒューマングレード】という言葉が使われ始めたのでしょうか。
それは飼い猫や飼い犬の健康志向が高まってきたという背景があります。

キャットフードは酸化するとダメなのか、酸化防止剤が入っている理由と愛猫への影響を解説でも説明しましたが、人間には使っていないのに猫には使っている酸化防止剤があります。

人間に使っていけないということは猫にも使っていけないのではと考えますよね。そう考えた一部のメーカーが人間と同等の品質管理を行ったキャットフードの開発に着手したのです。

今は「ペットは家族」という考え方はありますが、少し前までは「ペットは家畜」なのです。多くの猫はネズミを捕獲するために飼われていましたし、犬も番犬や牧羊犬として飼われていました。

徐々に家畜から家族に変わったペットにも長生きしてもらいたい。良いものを食べさせてあげたいという考えから【ヒューマングレード】が開発されたのです。

ヒューマングレードの定義・基準

実はヒューマングレードには特別な基準は設けられていません。キャットフードの各製造メーカーが独自に基準を示しているに過ぎないのです。

なので、気を付けないといけないのはヒューマングレードと記載されていても人間が食べる食品と同等の物が使われているとは限らないということです。

キャットフードはあくまで猫が食べるもので人間が食べるものではありません。明確な基準がないせいで製造メーカーが「弊社のヒューマングレードはこれなんです」と言えばそれでヒューマングレードになってしまうのです。

ヒューマングレードを購入するときの注意点・見分け方

そこで、ヒューマングレードのキャットフードを購入する際は以下の点を気を付けるようにしてください。

原材料の産地 原材料の産地が記載されているか。また、その産地が信頼できるか。
原材料 人間が食べる部位を使用しているか。頭、骨、内臓、皮、羽毛などの畜産副産物を使用していないか。
添加物 保存料、酸化防止剤、着色料、香料などに人工的な添加物が使用されていないか。
工場 人間と同等の品質管理を工場で行っているか。

これらを確認してみてください。

原材料の産地

ペットフード安全法で「原材料名」の表示は義務付けられていますが、原産地の表示は義務付けられていません。

そのためヒューマングレードを謳うのであれば、肉や魚など材料ごとに産地を表示するのが一般的です。

また、注意しなければならないのが原産国です。

ペットフード安全法では「原産国名」を表示することも義務付けられていますが、原産国名は最終加工した場所を意味します。

極端な話、すべての食材が輸入品でも国内で加工すれば「国産キャットフード」と表示できてしまいまうのです。

原材料

普通のキャットフードでは鶏や魚など、どこの何の肉を使っているかは表示されますが、どの部位を使っているかまでは表示されないことが一般的です。その代表例がチキンミールなどの「◯◯ミール」です。

ミールとはいろいろな部位をごちゃまぜにして粉末にしたもので、食肉にならなかった頭、骨、内臓、皮、羽毛などの部位(畜産副産物)も使われます。それは食材の有効活用と言えますし、余り物だから猫の体に良くないものと一概には言えません。人間は骨や羽毛は食べませんよね。

しかし、「ミール」ではどんな肉のどの部位が使われているかわからないことが問題で、4Dミート(※)が使われているのではないかと疑われることもあります。そのためヒューマングレードは人が食べるのと同じ部位を使うことで、安心や信頼につなげています。

※4Dミートとは、「Dead:死んだ動物の肉」「Dying:死にかけの動物の肉」「Diseased:病気の動物の肉」「Disabled:障害のある動物の肉」のこと。

添加物

特に着色料や香料などは全く必要のない添加物になります。猫は赤色を認識できません。着色料は飼い主を誤魔化すための添加物です。また、酸化防止剤など、必要な添加物を人工の添加物を使用しているのか、それとも天然の添加物を使用しているかも大きな問題です。

ヒューマングレードではそういったものを除き、猫のために必要なビタミンやミネラルだけが添加されています。

工場

キャットフードは法律上、「食品」ではなく「雑貨」として扱われるため、人の食べ物ほど厳しい基準では作られていませんでした。ヒューマングレードではより質の高いキャットフードを作るため、人と同じ食品工場、品質管理のもとで作られます。

加工方法も異なり、例えばドライフードが約200℃の超高温で加熱調理されているのに対して、ヒューマングレードでは栄養をできるだけ減らさないように低温で調理されます。実際、新鮮なごはんを食べている猫のほうが長生きするという調査結果もあります。

海外ではヒューマングレードの表記は”食用として人が食べることができる”という誤解を招くため、推奨されていないそうです。

工場によっては人間が食べられるのかの問い合わせなど、後から問題が起こることを避けるために表記自体を禁止している工場もあるくらいなのです。

ヒューマングレードのメリット

人間が食べている食材で品質管理を行っているため、カビや異物混入など品質の悪いキャットフードが混入するリスクが減ることが考えられます。

そして何より愛猫の健康を維持できるのが最大のメリットです。人間でも同じです。ジャンクフードばかり食べている人と栄養を考えてバランスよく食べている人がいた場合、病気にかかるリスクは前者の方が大きくなっています。

健康でいるということは病気にならないということです。病気にならないということは病院にかかるリスクも下げられます。猫の病気は人間のそれとは違い、健康保険という概念がありません。

入院・手術となれば大金が必要になってしまいます。それらを避けるためにもヒューマングレードのキャットフードを与え、健康を維持するのが良いと思います。

ヒューマングレードのデメリット

ヒューマングレードのキャットフードのデメリットは何と言っても高いことです。安価なキャットフードと比較して8倍以上の価格差があると思っています。しかし、前述したように病気にかかる手術するリスクを考えれば総合的には安くなるのではないでしょうか。

また、デメリットとして品質管理が非常に難しいことが挙げられます。賞味期限が短いため、短期間で食べきらなければなりません。余ったキャットフードはジップロックなどで空気を抜いて保管することをおすすめします。

ヒューマングレードのおすすめキャットフード

自身をもっておススメできるヒューマングレードのキャットフードを二つ紹介したいと思います。ヒューマングレードのため、どうしても値段は高くなってしまいますが、愛猫のことを考えたら切り替えるのもアリだと思います。

高くても5,000円くらいですので、キャットフード代でも月に20,000円も行きません。ぜひ、ご検討ください。

カナガン

カナガンはイギリスのキャットフードメーカーです。やや高級路線でプレミアムキャットフードを中心に展開しており、4Dミートやかさ増し用の穀物などは一切使っていません。人間でも食べられるキャットフードです。そのため、安全性には定評があります。

また、ハーブ類もふんだんに使われているため、人工の酸化防止剤も使用しておりません。天然由来の酸化防止剤を使っているのも嬉しいところです。

ねこままチョイス

国産のキャットフードが良いという方には犬猫自然食本舗さんのねこままチョイスをおススメします。犬猫自然食本舗というだけあって、キャットフードの素材は全て自然由来、国産、無添加のものになっています。

原材料は九州産の若鶏となっており、人間が食べることのできる素材で構成されています。玄米や大麦など穀物も見受けられますが、グルテンというよりはビタミン目的だと思います。

まとめ

覚えて欲しいことをまとめます。

  • ヒューマングレードはペットへの愛情の証
  • ヒューマングレードの定義はメーカーごとに異なってくる
  • ヒューマングレードは人間も食べられるキャットフードを目指している
  • ヒューマングレードかどうかは原材料を見て判断する
  • 猫は食べるもので健康も寿命が変わってくる

今一度、愛猫に与えているキャットフードのパッケージ裏を見てください。香料や着色料は入ってないでしょうか。もしかしたらヒューマングレードにして食いつきが下がるかもしれません。

しかし、それは香料が入っていない証かもしれません。香料は猫の食いつきを良くしますが、愛猫の身体には人工物ですので毒になります。

キャットフードは今や何十、何百といった種類が販売されています。その中から愛猫にあった商品を選び抜くことは難しいですが、家族を愛しているのであれば是非ともこだわってもらいたいです。

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