キャットフードの正しい保存方法と勘違いされてる保存方法を解説

猫と健康
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急に餌を食べなくなった、体調を崩しやすくなった、こんな経験ありませんか。その原因、実はキャットフードにあるかもしれません。本記事ではキャットフードの正しい保存方法と酸化がもたらす悪影響について紹介していきます。

忙しくて記事を読む余裕がない人はこちらだけでも守ってください。

ドライフード、ウェットフドーともに開封前は温度変化の少ない冷暗所で保存しましょう。
開封後のドライフードはなるべく空気に触れないよう密閉保存が基本です。
開封後のウェットフードは、別の器に移し替えて冷蔵保存、翌日までに食べきるよう、心掛けましょう。

状態と特徴によって変わる保存期間

キャットフードは「ドライフード」と「ウェットフード」の2種類に分けられます。猫の健康を保つためには、使用しているフードの特徴を理解して正しく管理することが大切です。

ウェットフードは使い切りタイプが多いので、ここでは主にドライフードについて記載したいと思います。

キャットフードの賞味期限

メーカーによって異なりますが、一般的な賞味期限は以下の通りです。

  • 未開封のドライフード:1年~1年半
  • 未開封のウェットフード:2~3年
  • 開封後のドライフード:1か月ほどで使い切る
  • 開封後のウェットフード:当日中

※キャットフードのパッケージには、名称・賞味期限・原材料名・原産国名・事業者名及び住所・目的・内容量・給与方法・成分の表記が義務化されています。購入したフードにある記載に従いましょう。

基本の保存方法

品質を保つためには、高温多湿を避け直射日光が当たらないようにすることが大切です。たとえば、湿気が多いキッチン下や洗面所、日差しのあたる窓辺やロッカーなどは向いていません。

冷暗所がなければ、比較的温度変化の少ない場所を選んで保管しましょう。保管期間が長いフードを与える場合には、賞味期限前でも品質を確認してから提供することをおすすめします。

ウェットフードは見た目や匂いで判断がつきやすいとされていますが、ドライフードは変化が分かりにくいので注意が必要です。

そして、これが一番大事になるのですが、必ず猫の届かない場所に保管するようにしましょう。

酸化がもたらす悪影響

キャットフードには、脂質をはじめとする酸化しやすい成分が多く含まれています。酸化とは酸素・熱・光・湿度などによって起こる化学変化で、味や匂いが変化する現象です。

酸化によって起こり得る悪影響や適切な保存方法などについては、詳しくはこちらをご覧ください。

キャットフードは酸化するとダメなのか、酸化防止剤が入っている理由と愛猫への影響を解説

味や匂いなどの風味が落ちる

猫の嗅覚は人間の数万倍発達していると言われ、匂いを感知する能力に長けています。フードの劣化にも敏感なので、食いつきが悪くなったり食事量が減ってしまうケースがあります。

栄養が低下する

キャットフードは総合栄養食・間食・療法食・多目的食として与えられるので、健康の維持に欠かせない成分が多く入っています。

しかし酸化すると、風味が変わるようにフードの性質も変わってしまうのです。その結果フードに含まれる栄養が低下し、十分な効果を得られなくなってしまいます。

アレルギー反応が出る

キャットフードに含まれる脂肪分の酸化は、蓄積するとアレルギーや動脈硬化、癌の原因になると言われています。

脂肪分が過酸化脂肪酸に変化し、コレステロールと結合して悪玉コレステロールに変化するためです。

酸化を見極めるには

匂いや色が変化していたり、フードがベタベタしていたら要注意です。食べかけのフードは1日で破棄しましょう。

お皿の上で長時間放置していると、菌が繁殖するので翌日に持ち越してはいけません。また普段から猫の食事の様子を観察していると、異変にいち早く気付けるでしょう。

食事量や猫の反応を確認してみてください。嗅覚に優れた猫は、態度で示してくれていますよ。

早く消費する方法とNG行動

酸化前に消費したいけれど、思うように食べてくれないという人に勧めたいのが、食事を温める方法です。ウェットフードであればそのまま温め、ドライフードであればお湯でふやかします。

温めると香りがたつので、その効果を利用して猫の嗅覚をくすぐり興味をひきます。しかし作業に便利だからといって、冷蔵庫でフードを保管してはいけません。

確かに冷蔵庫内は温度が一定に保たれそうですが、頻繁な開閉によって温度が変わります。温度変化の少ない冷暗所に保管しましょう。

開封後の対応

ではキャットフードの酸化を防ぐためには、具体的にどのような対策をとればよいのでしょうか。フードの種類ごとに適した保存方法を確認していきましょう。

開封後のドライフード保存方法

ドライフードの場合は、空気に触れる時間を短くすることが重要視されています。自宅でも取り入れやすい4つの方法を紹介するので、試してみてください。

保存用袋止めクリップ

大袋に入った状態で保存する場合には、袋の中の空気をしっかりと抜いて袋の口を止めましょう。

袋止めクリップの先にスプーンがついているものを使えば、餌の取り出しから提供までスムーズに行えます。

袋の口を輪ゴムなどで止めて保存すると、袋の中に空気が入り込み酸化が進んでしまいます。問題は酸化ですので、空気の移動が出来ない環境にすることが大事です。

個包装、ジップロック付きフードを選ぶ

1食分あるいは1日分に分けられた、小分けパックを購入するのもよいでしょう。

大袋で購入する場合にはジップロック付きのフードを選び、自宅で容器に取り分けるのもおすすめです。脱酸素剤やシリカゲルなどを入れておけば、さらに酸化を防げます。

密閉保存

酸化を防ぐには真空保存が最も効果的です。市販されている真空パック機を利用すれば、家庭で簡単にキャットフードを真空保存できます。

より手軽なものだと、密閉に優れた容器も利用する手もあります。ボタンひとつで真空状態を維持できる保存容器はとても便利です。

冷凍保存

1食分あるいは1日分ずつに分けて、しっかりと空気を抜いて冷凍しましょう。真空パック器などを使って保存すると鮮度を長く保てます。

冷凍保存した場合の賞味期限は約2〜3か月とされています。解凍は冷蔵庫で行い、異常がないことを確認したら常温で提供しましょう。

開封後のウェットフードの保存方法

ウェットフードはドライフードとは異なり、個包装で販売されています。容量は一般的に1食分を想定されていて、当日中の消費を推奨されています。

しかしどうしても食べきれないという場合には、管理に気を付けながら以下の方法を試してみましょう。

冷蔵保存

別の容器に移し替えて冷蔵庫で保存し、翌日中に食べきりましょう。水分量の多いウェットフードは、傷みやすくカビが生えやすいのが特徴です。

時間が経ったものを、勿体ないという理由で保存するのは避けましょう。特に夏場は劣化が早いので、食後10〜20分ほどで片付ける必要があります。

冷凍保存

翌日中の消費が難しい場合には、冷凍保存しましょう。1食分をラップに包んで冷凍保存すれば問題ありません。

冷蔵庫に入れて解凍し常温で提供しながら、開封後1週間以内に食べきることをおすすめします。

保存期間についてはさまざまな意見がありますが、長期間の冷凍は品質を低下させるので早めに提供するのが好ましいです。

キャットフードの保管方法のよくある勘違い

未開封だから酸化しないわけではありません

未開封だから酸化しないと思っていませんか。実は私も思っていました。そう思っていたので、キャットフードを買い溜めしていたのですが、キャットフードは開封前から袋内部の空気によって酸化が少しずつ進行しています。

できるだけ買い溜めはせず、ストックのキャットフードが少なくなったら都度買い足すようにしましょう。また、製造年月日も気にするようになったら完璧です。

冷凍保存にも限界があることを覚えておきましょう

保存方法で冷凍保存をあげましたが、冷凍保存をしていたからと言って2年も3年も前のキャットフードを与えて良いわけではありません。せいぜい一か月程度が目安だと覚えておいてください。

まとめ

キャットフードは酸化すると、猫の健康を脅かす危険性があることを少しでも理解いただければ幸いです。

酸化を防ぐためには、開封口を密閉して高温多湿を避け直射日光が当たらないようにすることが大切です。

提供した食事は1日で食べきるのがベストですが、保存が必要になったときには正しい方法で管理しましょう。

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